春の七草のひとつ、「菘(すずな)」とは、カブの異名。一方、カブによく似た大根は、同じく春の七草のひとつに数えられる「すずしろ」です。一説では、菘の代わりをすることから、その名がついたともいわれています。実際、カブも大根も同じアブラナ科の野菜。含まれる成分もよく似ていて、大根と同じように消化をよくする酵素が多く含まれています。
しかし、含まれるカルシウムに両者の違いがありました。 大根に比べると、カブは根の部分に含まれるカルシウム量がやや多く、しかも茹でることでアップするのです。これは大注目!
根のカルシウム量は、葉に比べると少ないのですが、カルシウムが不足しがちな日本人にとっては、見逃せないポイントです。カルシウムは、骨を強くするほか、イライラを抑えるなど精神を安定させる作用もあります。「最近、怒りっぽいな……」と感じる方や、ストレスがたまっていると思われる方は、あったかいカブの料理でカルシウムを補給しましょう。カルシウムは、ビタミンDといっしょに食べると吸収が高まります。ビタミンDは、魚に多く含まれる成分。冬の家庭料理の定番「ブリ大根」ならぬ「ブリカブ」にすると、しっかりとカルシウムをとることができますよ。もちろん、カルシウムたっぷりの葉の部分も使ってくださいね。 |