

昔からずっと食べ続けられてきた食品であるかどうか。それは、やずやが商品をつくる際に大切にしている基準のひとつです。
もうひとつは、できるだけ食品をそのまま摂れるようにすること。成分だけを抽出したサプリメントでは、食べたこともない成分を一度に多量摂取するおそれがあります。それを知りながら、私たちはお客様におすすめする勇気はありません。口に入るものだからこそ、私たちは用心し過ぎるぐらい用心深くていいと思っています。
とはいえ、生活のスタイルの変化に合わせて、食べやすく続けやすいカタチを見つける工夫は大切です。 先人の知恵が積み重なった食品を、忙しい現代人に気軽に摂っていただけるように変える。それがやずやの知恵のある商品です。

新しい商品を開発するとき、私たちはやずや社員である前に、ひとりの消費者であることを大事にします。食べものを選び、料理し、栄養バランスよく食べたいと願う、消費者としての目線を大切にしたいからです。
やずやの商品数は多くはありません。自分が欲しいものしかつくらない、開発の手間と時間を省かない。その姿勢を貫いているので、数が限られてしまいます。
自分たちに厳し過ぎるかもしれませんが、お客様の目線に立ってみて、少しでも不満や不安が残るものを、お売りするわけにはいきません。ときには「ちょっとヘンクツな会社」といわれることもありますが、モノづくりはこのくらい頑固でいい、そう私たちは考えています。

やずやは、商品をつくる前に、専門家などの力も借りて丹念に調べ、膨大なデータを集めます。でも、実際に生産地へ足を運んで、自分たちの目で品質を確かめない限り、商品化を進めることはありません。
その食品が生まれる風土がどれほどすばらしいものか、生産者の人々がどれほどがんばってくださっているのか、商品ができ上がるまでにどれほどの手間ひまがかかるのか。自分たちの目でしっかり理解して、きちんとお客様にご説明したいからです。
また私たちは、工場の環境や原材料のデータ、残留農薬検査の結果など、お客様が必要とされる情報をいつでもお伝えできる体制を整えています。お客様が知りたいと思われることには、できる限り応えていく。これも、やずや品質です。

私たちは商品の値段に、ひとつの基準を設けています。それは、お客様に毎日続けていただける価格であるか、生産者が意欲をもってつくり続けられる価格であるか、やずやが販売を続けられる価格であるか。その3つを満たすことです。
値段を下げるために、生産者だけに無理を強いたり、安易な製法に逃げてしまっては、本末転倒だと考えています。また商品によっては、生産者と契約栽培や契約工場という関係を築いています。そうすれば、自然条件に左右されやすい農産物を安心して栽培できたり、消えゆく伝統を守ることもできるのではないかと思うからです。
たんに時間や効率を優先させるのではなく、お客様と生産者の顔を思い浮かべると、これが正しいと思えるのです。